叶姉妹が囲ってそうなグッドルッキングガイことジェイソンモロニー。
そして、モロニーといえばマロニーだろ!と言われ、マロニーと言えばモロニーだろ!と言われ、正確にMoloneyといえば発音が気に入らない!と言われ、八方塞がりの名前のジェイソンモロニー。
再生リストも作ったくらい動画のネタにしまくっているモロニー戦。
またやっちゃいますよー!
モンスターラスベガス初上陸の試合!
ボクシングの聖地といえばラスベガス!というのはボクシングファンにとって共通認識でございます。
それほど特別な場所なんです。
この聖地で軽量級でメインを張るっていうのだから、モンスターの人気は海外でも高いことがわかりますね。
この試合は個人的にはとんでもなくおもしろい試合だったわけですが、この日の同じ時間帯にタンクことガーボンタデービスvsサンタクルスの試合があったので、若干注目度がイマイチだったのが不満でございます。
衝撃のラスト!というに相応しい決着でしたしね!
カシメロは逃げた…
本来この試合の前にカシメロとの試合が決まっていたのですが、カシメロはファイトマネーを理由に逃げました…
ビビって逃げるやつの常套文句がファイトマネーが少ない!ですので、ビビって逃げたんでしょうね。
モンスター戦以上にファイトマネーが高くなる試合なんてないのですから、理由になってないですから。
勝ち目がないから、この一戦でファイトマネーを多くもらわなきゃいけないのはわかるが、口だけの遠吠えばっかりでホントにダサい野郎だ。
というわけで、フィリピーノブンブン丸ことカシメロが逃げたので、他に相手を探さないといけない!ということになり、モロニーにお役が回ってきたというわけです。
モロニーはあのエマヌエルロドリゲスと、まったくの互角を勝負をしており、確実に世界王者クラスの強い選手でございます。
モロニーはバンタム級のWBO1位の選手ですので、本来はカシメロがやるべき相手とも言えますが、カシメロはモロニーからも逃げて、デュークマイカーという超無難な相手を選ぶというへっぽこ尽くしを極めております。
ホントにヘボい…ヘボいも恐れ入ります。
もう、とっとと試合の話をしましょう。
せっかくのラスベガスデビューが無観客試合…
コロナの厳戒態勢の中で行われましたので、無観客試合でした。
これは悲しい!ラスベガスが熱狂しているところが見たかった…
試合前も外出禁止ということで、ストレスが溜まりますよね。
あとはリモートのインタビューをガッツリやったり、記者会見もやったり、写真撮影もあったりで、てんやわんやだったみたいです。
慣れないことばかりで、モンスターは戸惑ったと思いますが、これもスターの宿命ですかね。
WOWOW出演時に自身で解説してくれていたので、そのこともぶち込みながら話していきます。
WBA.IBFバンタム級世界防衛戦 ジェイソンモロニー戦開始
モロニーはすべての能力が一流の選手。
ガードは固いし、フットワークも使ってアウトボックスもできるし、ゴリゴリのインファイトもできます。
飛び抜けたものはない、とモンスターは言ってましたが、すべてが一流なので厄介な選手ですね。
しかし、この試合はグッドファイターとPFPファイターの違いを見せつけることになります。
1Rは様子見な感じでしたね。遠い距離からジャブを丁寧に突き、マロニーの出方を伺っている感じでした。
2R目からは、もうモンスターはガンガン前に出てプレッシャーをかけにいきましたので、マロニーはヒーヒー言っていた感じです。
3Rではマロニーが中間距離では勝負にならないと判断し、インファイトを試みるもモンスターの超絶アッパーが随所に襲いかかり、中に入れない…
しかし、事件が起きます。
モンスターの足が攣ってしまいました…
毎度お馴染みになってしまっていますが、モンスターバンタム級ですでに減量苦になってきてますので、足が攣ってしまうんですよね〜…
自分からガンガン打ちにいっても、足に力が入らないので厳しい!と判断したモンスターは、カウンター作戦に切り替えました。
自分の力が最大限使えないなら、相手の力を利用してやれ!ということですな。
確かに4Rからは明らかにカウンターを狙っていく数が増えました。
徐々にタイミングが合っていくわけです。
マロニーとしては逃げても無駄だし、手を出し続ければカウンターの餌食…
カウントダウンが始まっている状態てすな。
5Rでは、モンスターのフェイントからの右ストレートが入り、マロニーがフラフラに…
6Rはマロニーのダブルジャブに合わせた左フックで、マロニーがダウン!
マロニーがダブルジャブを出す癖があったとのことで、用意していたパンチなんですなぁ。
元からモンスターは自分は避けながらの左フックは得意パンチですけどね。
フラフラの中、なんとか逃げ伸びるマロニー。
しかし、もう限界はきていましたね。
7Rの終わりに芸術的な右クロスカウンターが決まり、試合終了
ガードが固いマロニーに、カウンターを当てるしかKOできない中でしっかり当ててKOするのだから、やっぱり凄いですね。
判定までいってしまうかもなぁ、なんて思った人も多い中でのあのフィニッシュですから、本当にモンスターの試合は面白すぎます。