井上尚弥ヒストリー#9 エマヌエルロドリゲス戦 WBSS準決勝 【2021version】

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WBSS準決勝エマヌエルロドリゲス戦

これがモンスター初の統一戦になります。

厳密にいうとWBA正規王者は第2王者なので、他団体が統一戦とは認めてくれないんですよね

というわけで、IBF王者のロドリゲスの防衛戦という形になります。

ですので、モンスターは挑戦者という立場になりますね。しかも、今回はリング誌のベルトもかけられるということ!

リング誌のベルトは赤白青のフランス国旗みたいな柄が入った、ものすごくダサいベルトです。笑

ダサいんですけど、実は物凄く価値のあるベルトで、その階級のトップ同士の試合ですよ!

というリング誌が認定した試合にしかベルトは出してくれないので、主要4団体のベルト以上に価値のあるベルトだったりもします。クソダサいけど!

それだけ注目度が高い試合だということですね。事実上の決勝戦と言われておりました。ドネアの立場がない!

エマヌエルロドリゲスは当時191912KO無敗のイケイケのチャンピオンでした。

アマチュアのキャリアも十分でユースオリンピックで金メダル、世界ユースで銀メダルを取っているほどのエリート戦士。

サイヤ人でいうところのベジータ!

全盛期の無敗のチャンピオンに挑戦ということで、モンスターといえども、さすがに一筋縄ではいかないだろう!というのが多くの人の見立てでした。

何よりロドリゲスの本当に凄いところはモンスターの試合を受けて、しっかりと対戦したことです。

WBSSという大きな舞台だから放棄できなかったと言われればそれまでですが、それでも危険なモンスターとの試合を避けることは出来たはず。

現にテテは怪我を口実に逃げてるし

それなのに、しっかりとモンスターとの対戦を受けて、しっかりとリングインしてきたところは最大限に褒めるべきですし、戦ってくれて勝手ながら感謝もしております。

私もどうなるか本当にわからなかったですね、この試合は。

もしかしたらモンスターが負けるかもとか思ってしまったくらいの過去最強の敵です。

でも、よく考えたらモンスターが今まで対戦してきた相手のほうが断然格上ですし、倒しっぷりも全然違うので、そりゃモンスターが勝つよね!って話でしたが、無敗の全盛期のチャンピオンが相手というのはやはり不気味です。

ロドリゲスはモンスター戦の前には、あのジェイソンマロニーと戦ってます。

マロニーの勝ちでも全然おかしくないほどの超接戦で、かろうじて勝った感じでしたね。

モンスターはマロニーにも圧勝しているので、やはり実力が飛び抜けてるんですね

ロドリゲス戦の舞台はイギリスのグラスゴー。

モンスターヨーロッパ初上陸です。

もはや、イギリスのボクシング人気はアメリカを超えるくらいの人気っぷりですので、ここでいい試合を見せられれば物凄いアピールになるわけですな!

 

真吾さん突き飛ばされる

試合前の公開練習でロドリゲスのトレーナーのウィリアム・クルーズ氏がイキってきて、井上パパの真吾さんを突き飛ばす騒動を起こしました。

公開練習なのに見るな!ってこと?『どういうこと!?』

公開してるけど、非公開?

嫌って言ってるけど嫌じゃないよ!的な松田聖子の歌的なやつか?

反対の賛成みたいな感じかー?(全然違う)

この行動が世界中から非難され、現地ではモンスターの声援が多数でした。

これがなくても、モンスターのほうが過去に派手派手な倒し方をしてきているので人気は高かったので、モンスターの応援の方が多かったでしょうけどね。

リングインの時にはロドリゲス陣営にはブーイングが浴びせられてました。

モンスターの時は大歓声!

完全に日本でやってるかのようモンスターの人気はイギリスでも凄い。

 

WBSS準決勝IBF.WBA統一戦 エマヌエルロドリゲス戦開始

 

1Rでは自分からプレッシャーをかけて打ち合いに来るロドリゲス!

えええー!打ち合いに来るの!?

モンスターの対戦相手は今までどんな葬られかたをしたのか知っているんですか?😱

さすが、無敗のチャンピオン

試合を受けただけでなく、打ち合いにも来たか尊敬するぜマニー。

いきなり左にカウンターの右を合わせてきた!とモンスターも驚いており、今までの相手とはやはり格が違うと思ったそうな。

ロドリゲスはカウンターがうまいですからね。

長谷川穂積さんは『ロドリゲスが尚弥のパンチを受けていけると思うのか?ヤバい!と思うのかで試合が大きく変わってくる』というパヤノ戦と全く同じことを言ってましたが、今回は1Rであの衝撃は起きませんでした。笑

モンスターも相変わらず得意パンチである、避けながらの左フックは狙ってましたね。

1R目からヒリヒリするカウンター合戦です。おもろい!

ジャブも数発モンスターを捕らえていたのでロドリゲスのレベルはかなり高いですな。

プレッシャーをかけながらも、あまり自分からは手を出さずにモンスターに攻撃を出させてカウンターを狙っている感じ。

しかし、モンスターのほうが全然クリーンヒットを当てていたので、明らかにモンスターのラウンドだと思ったが、フジテレビの解説の長谷川穂積さん、WOWOWの解説の山中慎介さん共にロドリゲスにポイントを与えておりました。そうか?

倍以上クリーヒットを当てていた感じでしたけどね

やはり、ポイントというものは当てになりませんわな。モンスターがいつもKO狙いに行くのもわかりますわ。

1Rをみた限りでは、世界のトップ同士の戦いなので長引くかなぁと思ったんですけどね

 

2R開始!

バンタム級では3戦目にして初めての2R

完全に近距離での打ち合いですな!ロドリゲスの勇気に乾杯。

しかし、勇気は讃えますが、やっぱりこれは作戦ミスだったのかなぁ?

でも中間距離で戦ったらもっと勝ち目はないから、これしかないといえばこれしかない

改めて、すべての能力が吹っ切れているモンスターはズルいと思いました。笑

そして、モンスターの得意パンチの避けながらの左フックがまともに入ります!

ズガーン!てな感じで腰砕けでダウンするロドリゲス。

完全に効いている!鼻血も出しながら、でもまだ立ち上がってファイティングポーズを取りやる気をみせる。

そして襲いかかってくるモンスターから致命傷をもらわないように顔面を守ったところを強烈なボディの2連打をくらって苦痛の表情を浮かべ悶絶ダウンするロドリゲス!

ええええ😱😱ボディに来るの?追い打ちをかけにきてボディに来るの!?

こりゃ〜モンスターじゃなくて鬼ですな

倒れ込みながらセコンドに目をやり首を振るロドリゲス。

まだいけるからタオル投げんなよ!と言う意味なのか、

もうダメだと言ってるのにセコンドがまだ行け!と促しているのかどちらの説もあるのですが、私にはどう見てもロドリゲスの心がポッキリ折れているように見えるので後者だと思う。

立ち上がるが心がポッキリ折れてあるロドリゲスは、再度ボディ打ちをくらい簡単にまたダウンする

それでもまだ立ち上がる!なんで?笑

 

そして、無慈悲に追い打ちをボディにくらったロドリゲスはまたダウーン。

さすがにそこで、優しいレフェリーは試合を止めてあげましたとさ。めでたしめでたし

ということで、2RTKOでモンスターの勝利!

これには本当にビックリしましたなぁ、まさかロドリゲスにまでこんな圧倒的な勝ち方をするなんて

この衝撃はまた全世界に配信されましたから、モンスターフィーバーがとんでもないことになった一戦でございました。

試合後のインタビューはいつものあのおっさん。

日本語訳が下手すぎて何言っているのかよくわからん

絶対に違う人にしたほうがいいと思う。

『ロドリゲスはタフな相手でしたが、このトーナメントであなたのベストを出してきてくれてると思いますか?』ってなんだかよくわからん

通訳の通訳が必要だな!

モンスターも何を答えていいのか、よくわからないので困ってる感じが伝わってくる

モンスターを困らせるなよ!(•ૅ)

 

ロドリゲスはこれまでにない厳しいトレーニングを積んできて、ベストな状態だったが及ばなかった。と完敗であることを認めております。

潔し!戦ってくれてありがとなマニー。

マニーはこの後にレイマートガバリョとWBC暫定王者決定戦に臨むわけですが、圧倒的に試合を支配をしながら、倒しにいかず消去的な試合をして判定負けをくらってしまいました

ボクシングは判定までいくと本当に何が起こるかわからないからね。あれだけ決定打を入れてたんだからKOしに行かないと逆にもったいないですわな。

ボクシングの判定はどわからんものはないのだから

女心と秋の空、とボクシングの判定と言われてますから(言われてない)。

あと山の天気。

モンスター戦のKO負けを引きずってトラウマになっていた、という可能性もありますね

ガバリョとは再戦司令が出たので今度は圧倒的に勝って欲しい。

というわけで、今回はここまで。

次回もぜってぇ見てくれよな!

 

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