この動画では試合経緯と試合後の話もたっぷり話していきます。
試合解説もガチガチの経験者の解説ではなく、エンタメ重視で解説していきますので、それはご了承ください。
バンタム級WBA正規王者ジェイミーマクドネルに挑戦
マックと呼ぶか、マクドと呼ぶか迷うな…
関西人であればマクド一択ですな!
マクドネルは長身なため、減量がとんでもなくキツかったので階級アップを計画していました。本当にリアル力石徹!
しかしそんな中、下の階級のモンスターから対戦のオファーがあったことでバンタム級に留まり、迎え撃つことを決めました。
何故こんな危険な相手のオファーをマクドネルは受け入れたのでしょうか?
それは名前を売るためですね!
モンスターはSフライ級で無双していたためPFPにランクインするほど評価が上がっていましたから。
モンスターを倒せば名前が上がって、上の階級に行っても世界戦がしやすくなったりファイトマネーが上がったりします。
マクドネルは10年間無敗でバンタム級WBAのベルトを6回防衛していましたが、人気と知名度がイマイチだったので、ここらで評価の高い相手を倒して名前を売りたいと思ったのでしょう。
強いといってもライトフライ級から上げてきた、小さなアジアンボーイでしょ?
俺はフェザー級でも戦っていける体なんだぜ!
って感じで負けるわけないと思っていたみたいですから、モンスターは手頃な相手だと思ったのでしょう。
しかし、油断しすぎたせいか、全然研究していなかったように思える…
そもそも、モンスターの試合をしっかり見ていたら、対戦は受けてなかったでしょうね。
ちなみにマクドネルは浪速の三男こと亀田和毅に2連勝してます。
個人的にはマクドネルと戦った時の三男はなかなか強かったと思う。
ディフェンスとスピードどジャブ、特に動きながらの攻防一体となるジャブは世界トップレベルだと思ったけど、トレーナーが親父だったり長男だったりするから突き抜けられないんですな…
マクドネルの試合前インタビュー
『井上尚弥なんて全然知らないよ~、今もどう発音したらいいかもわからない』
『俺の体を見ろよ、フェザー級でも戦える体なんだぜ』
『軽くぶっ倒してやるぜ!普通に試合を運べればイージーな試合さ』
速攻殺される雑魚キャラ臭がプンプンしてるぞ、マクドさん!
計量に1時間遅刻してくるマクドネル
おそらく減量がキツすぎて水抜きしていて、なかなか落とせなかったのでしょうか?マクドネルは1時間計量に遅刻してきます。
減量をしているのはモンスターも同じで、さっさと計量を済まして補給したいところを遅刻されたんじゃ貯まったもんじゃないぞ!
遅れてきたくせに謝らないものだから、この時のモンスターはめっちゃ怒ってましたね…顔が怖い😱
相手が遅刻してきたら、来ている選手は計量を済ませて補給してもいいことにしないとダメでしょ。
というか、マクドネルはヤバすぎでしょ…
WBA世界バンタム級王者ジェイミーマクドネル戦 3階級制覇に挑戦
当日12kgも戻してきたマクドネル
戻しすぎでしょ!まぁあれだけガリガリのヤバヤバ状態でしたから、戻し幅はやっぱり半端ないですな…このメリットがあるから過酷な減量にも耐えてきたというもの。
減量のキツさと戻し幅は等価交換ですな。
モンスターは6kg戻してきたそうな、ということは試合当日の体重は6kg!大きな差です。
この試合は世界的な注目も高く、イギリスにもアメリカにも放送されるので両者共に全世界にアピールしたいところ!
身長差は10cm リーチ差は12cm なかなかのハンデだが…
やはり関係なかった!笑 ボワイヨ戦と同じで一瞬で飛び込んでコンビネーションを打ち込んでいくので、リーチ差はまったく意味がありませんでした…そんなことある!?
初っ端飛び込んできたラッシュにビビったと思われるマクド、ちょいと掠った感じの左フックがありましたので、あそこで決まっていてもおかしくなかったな…
モンスター怒りのラッシュ!ランボー怒りの脱出!みたいな感じですね。(全然違う)
パワーが凄いよー!
マクドはこのパワーにもビビったな…
その後左ボディを狙ってきたマクドにオーバーハンドの左フックを合わせて、マクドが吹っ飛ぶ!これは効いたな。
そこから強烈な右ストレートを掠らせてからの左フックでダウンを奪います!
おそらく、オーバーハンド左フック→掠った右ストレート→左フック、全部効いたんだと思います。
そこは立ってきたマクドネルですが、井上神拳の井上百烈拳を繰り出し、ボコボコにして試合終了!
井上百烈拳でまともに当たったのは2発くらいな感じでしたが、すでにかなり効いていたものと思われますので、ダウンしたところで試合は決まってましたね。
っていうか、この強さどういうこと!?
ライトフライ級から上げてきて3階級アップしてるのに…
ふつうの選手であれば、3階級制覇とか狙いにいったら大体パワー不足になって通用しなくなるんですがね…
モンスターの場合は階級上げるごとにパワーが増して、モンスター感がどんどん増していってしまってますね。
つまり、体重上げるごとに相手を圧倒している!というわけですから、ヘビー級まで制覇できますね!
ヘビー級になるころには、相手を1発で倒すくらいまで強くなってるはず。冗談ですけどね!
負けた後のマクドネルがやばい…
負けたあとのマクドネルは散々だったみたいですね…
とりあえず、試合後には自分が負けるわけないと絶対の自信を持っていたので、ショックで男泣き…
何が原因かはわかりませんが試合後、夫婦仲が拗れ離婚してしまいます。
娘とも会えなくなり、そのショックが大きすぎて鬱病になり、ボクシングの練習にも身が入らなくなってしまいました。
その後建設現場で働くようになりますが、もう一度世界王者になる!と決めて判定勝利するも、その後は試合を行っておらず、現在詳しいことはわからなくなっております。
まだ34歳なので、完全に世界王者復活は無理というわけではないので、がんばれマクドネル!
試合後はWBSSのオファーが来ていることを正式に発表
『出場しまーす!』というモンスター!活き活きとしてます。
スーパーフライ級時代には統一戦ができませんでしたからね。このWBSSというビッグイベントに出場することによって、統一戦をできることが濃厚になり、階級最強を証明できる機会がやってきたのですから、そりゃ嬉しいでしょうよ😊
続いてはWBSS開始!ファンカルロスパヤノ戦
パヤノのいったら元WBAのスーパー王者ですね。
パヤノも試合前は自信満々でしたわ。というより、WBSSに出場するくらいですからみんな強いから、みんな自分が優勝すると信じて疑わないですね。
この時の王者達は
- WBAスーパー王者 ライアンバーネット
- WBA王者 井上尚弥
- IBF王者 エマヌエルロドリゲス
- WBO王者 ゾラニテテ
WBC王者はネリが体重超過をやらかしたので空位…
王者以外の選手
- ジェイソンマロニー
- ミーシャアロイヤン
- パヤノ
- ノニトドネア
そうそうたる面子ですな… こりゃ盛り上がって当然。
もっといろんな階級でやって欲しいなぁ~
というわけで、
WBSS 世界バンタム級WBA 防衛初戦ファンカルロスパヤノ戦スタート!
パヤノは今までKO負けの経験は無しで、ダウンも多分ない(そこまで詳しくはない!笑)
パヤノの特徴は懐に入ってからの回転の速さを活かした連打ですね。
かといって中間距離でも戦えるし、ラフファイトも得意で、さらにサウスポー!と言った感じでやりづらい選手であります。
曲者パヤノでございます。
試合が始まってみると、確かにモンスターもやりづらそうで、入っていけないし手が出ない…
こりゃ長引くな、と思っていたらちょうど一分あたりにモンスターが一瞬で飛び込んでからのワンツーが見事にヒットして、固まったまま倒れるパヤノ!
ええええ😱😱!初めて当てようとしたパンチが当たって試合が終わるだとー!?
雷をくらったかのような倒れ方!
雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃
絶対立てそうにないやつだコレ!と思ったら、やっぱり立ち上がれずここで試合終了。
モンスター…
解説の長谷川穂積さんと実況の鈴木アナのやりとりが予言めいていました。、
長谷川さん『パヤノは尚弥のパンチをくらってヤバいと思うのか、これならいける!と思うのかで試合が決まると思う』
実況『じゃあ、最初のパンチが重要になるんですね!』といったところからズバン!となって、決まりました。凄いな…
加えて長谷川穂積さんは『ワンツーのツーを少し遅らせて出すパンチでしてが、あれは尚弥の得意パンチなんです』とのこと。
勝負パンツを履いて得意パンチを繰り出した!という感じでしょうか。
WBSSなので注目度が高かったこの一戦は世界中に放送されました。
ここで、井上尚弥というモンスターの名前がさらに世界に知れ渡るのでありました。
この後のパヤノはネリ、ダニエルローマン、ゲーリーラッセルJr.の弟のアントニオラッセルと3連敗してしまいました。
今後は若手の踏み台にされていく可能性がありますね。
アントニオラッセル戦ではカットで試合続行不可能になっての負傷判定負けでしたが、いい勝負をしていました。
頑張れパヤノ!まだ老け込む歳ではないぞ!