WBCのベルトを返上してまでゴロフキンとの対戦をサササっと逃げたカネロに批判殺到、、
まぁそりゃそうだよな、リングにまで上げておいて『今やってもいいんだぜ』とか息巻いていたクセに逃げましたからね、、
『勝てる見込みがありません、、ゴロフキンがもう少し歳をとって衰えてからやります』って正直に言えや!出てこいや!
とはいうものの、この頃のカネロはゴロフキンに全然及ばないようなまだまだ伸びしろたっぷりの未完の選手だった感じでしたので、これはしょうがないですわね。
そんなこんなでウェルター級にまた階級を下げまして、リアムスミスと対戦します。
WBOスーパーウェルター級王者リアムスミスとタイトルマッチ
まぁ、ゴロフキンから逃げたとはいえ、そこで闘うのがリアムスミスなわけですから、そこは大したもんだ!
リアムスミスは全勝のファイタータイプの倒し屋で強いチャンピオンでございます。
今度カネロと対戦するカラムスミスのお兄さん。
スミスは4兄弟で1番才能があるのが四男のカラムだーとか、リアムだーとか言われていて、どっちも強いんですわ。
リアムスミスのオフェンスは凄いな、、
固いガードから積極的に手を出してきて、コンビネーションも使い徐々に追い込んで、理詰めで倒していく、魅力的な選手ですこと。
私はカネロよりもリアムスミスのボクシングのほうが好きだわね!
しかし、この時のカネロは非常に素晴らしい…
自分から積極的に手を出していき、コンビネーションも素晴らしく、力強い…
こりゃ勝てんわ、、、
ガードしていてもスミスは腕がしびれるためか『痛い、痛い』ってな感じで腕を振る。
がっちり真ん中を固めるリアムスミスの脇腹を力強いコンビネーションで効かせていくカネロ。
今まで(亀ロ)とは別人のような積極性とコンビネーションの素晴らしさ、、練習しましたね!
今まではパンチ力はあったが、積極性とコンビネーションがイマイチでした、そこを克服してきたように感じましたね。
ボディ打ちで徐々に弱っていくスミス…
7Rで強烈なボディショット&打ち下ろしの左でダウン。
そこから8Rでもボディ打ちでダウン、9Rにはとんでもない遠心力を効かせたボディ打ちでダウンを奪い、悶絶KO勝利!
あんなボディショットくらいたくありません、、
この勝ち方をみるとゴロフキン戦もいけちゃうんじゃないかと思わせる出来でございました。
続きましてはフリオセサールチャベスJr.戦
お互いがメキシコのスーパースターなわけだからメキシコ中が大騒ぎの試合でございますわ。
しかも、極力今まで自分より小さい相手を選んで闘ってきたカネロが自分より全然大きい相手を選んだことなビックリ!
練習嫌いで有名なチャベスジュニアなら特に問題ないと思ったのでしょうか。
もちろんチャベスジュニアが本気でトレーニングして体を仕上げてきてしまうとすれば、カネロに勝つチャンスだって十分あるどころかチャベス優位だってこともありえる試合ですわね。
しかし、そうは問屋が卸さない、、
チャベスは全然仕上げきれなかった、、
スーパーミドルでも減量に失敗するくらいだからミドル級での試合はキツいわな、、
カネロは最高に良かっただけに、チャベスはただのサンドバッグに、、
カネロを褒めるべきか、チャベスを責めるべきか…
チャベスはこの試合には並々ならぬ気合いをいれて練習して体を作り上げたに違いない。
そんなチャベスは責められへん。
この時のカネロの力強さとコンビネーションといったらヤバいわね、、
こりぁゴロフキンとの対戦も怖くないでしょー!って自分でも思ったに違いありませーん。
自分より大きいチャベスを吹っ飛ばし、さらにその力強さをそのままに上下に巧みにコンビネーションをぶちかます圧倒的な戦闘力。
こんなカネロに減量で弱っているチャベスが勝てるわけもなく、ジャッジは3人ともカネロのフルマークで試合終了。
仕上がった!ゴロフキンに勝てる戦闘能力に仕上がったぞー!
ってな感じでこの試合終了後、ゴロフキンをリングに上げ、私達試合をしまーすと発表がありまして、ゴロフキン戦へと進んでいくわけです。
続く…