ロマチェンコ対テオフィモ・ロペス
ぷー的試合ジャッジ ロペス117 ロマ111
多くの人の予想を裏切るような結果となったこの1戦 ロマチェンコがまったく手を出さない…
とにかく、下がりまくる… 言葉を選ばずに私の気持ちを正直に言わせてください。
『ロマチェンコびびりすぎでしょ!』
どうした!?ロマチェンコ
なにやってんだ!?ロマ!!(by織田裕二)
リスクを冒さないロマチェンコ
勝ちたい気持ちが強すぎて、リスクを冒すことを恐れ消極的になりすぎてしまった… ロマの悪い癖(by杉下右京)
ここで進撃の巨人のアルミンの名言をロマチェンコに贈ります。
『何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ』
「何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう」
チャンピオンになりたいのならリスクを冒してでも勝ち取れということです。
安全にリスクを冒さず4団体統一王者になろうだなんて考えが甘すぎ。
足を使ってとにかくサークリングをするのみで試合前半の時間を使いロペスにポイントを取られてしまった感じですね。
1ラウンドのロマチェンコの手数はなんと4発のみ!8Rまでそのような消極的な試合運びが続きました。
徐々に少しはマシになって手を出しにいくも、すぐに足を使って逃げてしまうという、とにかく消極的すぎるロマチェンコ… いつもの近距離からの異次元フットワークはどこにいった?
今回のロマは攻めるフットワークではなく、逃げるフットワークでしたね。
ロペスの強打やカウンターを警戒しすぎたんでしょうね、本来の良さがまったくでてませんでした。
私の個人的採点では 1R〜8Rまでは圧倒的にロペスの10対9 9R〜11Rはロマチェンコ 12Rは悩んだんですけど強打を叩き込んだロペス ということで、117対111でテオフィモ・ロペスの勝利という感じになりました。
9Rからやっと覚悟を決めて前へ出たロマチェンコ
9Rからはロマチェンコも前に出てきてパンチを的確に当ててましたので良かったです。
最初からやれよ…というのが正直な感想ですが、様子見に時間がかかってしまったということなのでしょう。
ロペスを褒めるべきか… この打ち合いをせめて4Rあたりからできていればもっと接戦になったはずですけどね。
近距離での戦いは見応えがあり、ロペスも負けておりませんでした。
ロマチェンコがちょこちょこと当てる中、強烈なパンチをしっかりとロペスは返してましたからね。
打ち合えば危険だというロマチェンコの判断は確かに正しかったのかもしれません。
今回は判定までいきましたが、打ち合えばKO負けの可能性も十分にあったかと思います。
同時にロマチェンコの勝ちも大いにあっただけにもったいない… やはりこの試合を楽しみにしていた人達がいっぱいいるわけですから、もっと魅せる試合をしてほしかったなぁ。
ロペスの強打をひらりひらりとかわしまくり、的確にパンチを当てて、いなし続けてロマチェンコが格の違いを見せる、というのを予想していたんですけどね。
蓋を開けてみたら全然違いました。 確かに見た感じ体格差がかなりあるように見えましたので、そのような消極的な試合運びになってしまったのでしょう。
適正階級が2階級違った…
適正階級はロマチェンコがスーパーフェザー、ロペスがスーパーライトと言われてますので、適正階級は2階級違います。 確かに見た目そんな感じでした。 ひとまわりロペスが大きく見えます。
しかし、ロペスにも減量苦というのがありますので、そのへんはライト級で試合をする上で五分五分じゃないかと思いますが。 前日の計量から試合までに増やせるのは完全にロペスのほうですけどね。
ロマチェンコの近距離で相手に回り込みいろんな角度からパンチを当てるという、例えるならマジシャンのようなフットワークから打撃を加えるいつもの良さが全く出てませんでした。
あれはガードを固める選手相手には有効なのかもしれませんが、ロペスのように勇敢に前に出てくる相手にはあまり使えないのかもしれませんね。 ロマチェンコはガードをこじ開けたり、小さな隙間にパンチを打ち込むのが得意なのは間違いないので、ガンガン攻めてこそ良さのでる選手なのだと今回は改めて思いました。
今回の試合は手も出さずズルズルと下がるのみで、これでは勝てませんよね。
ロマチェンコを知らない人がこの試合を観たら、パウンドフォーパウンドにのトップに名を連ねるような凄い選手だとは全然思わないでしょう。
ただ、相手の強打にビビって下がっている臆病な選手に見えてしまっていたかと思います。
私は本来のロマチェンコの凄さを知っているので、今回はちょっと残念でしたね。 ロマチェンコの株は今回大きく下がってしまったことでしょう。
何か怪我やらコンディション不良などがあったのでしょうかね?そのへんはわからないところです。
少なくとも前日計量の場面ではイケイケな感じでしたので、そんなことはなかったかと思います。 しかし、それより酷いのがWOWOW解説陣… まったく手を出さずちょこちょこっと打ったパンチが当たった!当たった!と騒ぎ立ててロマチェンコにポイントを与えまくりのジョー小泉さんと西岡さん 狂っとる…
ジョー小泉さんは好きなので今回はガッカリ…西岡さんは日頃から的確な解説もせずに、なおかつつまらないコメントしかしないのであまり好きではありません。(失礼…個人的感想です)
実況の高柳さんは好きです、女子アナの増田美香アナは最高に好きです。
期待を裏切ったロマチェンコとみるかロペスの対策がうまくいったとみるか?
試合の話に戻りまして… でも今回はロペスを褒めましょうよ! ロマチェンコに対して臆することもなく試合を受け、試合では前に出続けましたからね。 よっぽどパンチがあるんでしょうね、
カウンターもうまいし。 ロマチェンコがあそこまで引いてしまったのは、間違いなくロペスの恐さがさせたんです。
願わくばロマチェンコにも打ち合ってもらって、いつものテクニックを披露してロペスを苦しめるような展開がみたかったです。 楽しみにしてたんだけどなぁ、今回の試合。
ちょっと期待外れではありましたが、これもボクシングです。
なかなか名試合というものは生まれないということですね。 今後のロペスですが、どうするんでしょうね。 体格的にスーパーライトにすぐに上げる可能性も大ですが、ライト級は魅力的な選手が満載ですので、このまま少し残ってもらいたいという願望もあります。 ライアン・ガルシアやらジャーボンテイ・デービス、デビン・ヘイニーらとも戦うのもおもしろそうです。
ロマチェンコは今回完敗なだけに、ロマチェンコとの再戦よりもライアン・ガルシアとジャーボンテイ・デービスとの試合が観たいですね。
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